
高徳院は、神奈川県鎌倉市長谷(はせ)にある浄土宗の寺院で、一般には「鎌倉大仏」の通称で知られています。
本尊は「鎌倉の大仏」「長谷の大仏」と称される阿弥陀如来像(国宝)。山号は大異山。詳しくは大異山高徳院清浄泉寺(しょうじょうせんじ)といいます。開基(創立者)と開山(初代住職)はともに不詳です。
2004年に、境内一帯が「鎌倉大仏殿跡」の名称で国の史跡に指定されました。なお、大仏の造立経緯や、大仏殿の倒壊時期については諸説あります。
高徳院は、鎌倉のシンボルともいうべき大仏を本尊とする寺院ですが、開山、開基は不明であり、大仏の造像の経緯についても史料が乏しく、不明な点が多くあります。
寺の草創については、鎌倉市材木座の光明寺奥の院を移建したものが当院だという説もありますが、定かではありません。
初期は真言宗で、鎌倉・極楽寺開山の忍性(にんしょう)など密教系の僧が住持となっていました。のち臨済宗に属し建長寺の末寺となりましたが、江戸時代、正徳年間(1711年 - 1716年)に江戸・増上寺の祐天上人による再興以降は浄土宗に属し、材木座の光明寺(浄土宗関東総本山)の末寺となっています。「高徳院」の院号を称するようになるのは浄土宗に転じてからです。
大仏は、元来は大仏殿のなかに安置されていた。大仏殿の存在したことは、平成12年から13年(2000 - 2001年)にかけて実施された境内の発掘調査によってもあらためて確認されています。
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